CARE GYM
あなたは知らない。重くて辛い看護のこと
現在、介護職は深刻な人手不足になり、国の定める人員配置の基準を大きく下回っています。また、資格がなくても、未経験でも働けるため仕事自体を軽く見られてしまい、収入も高くありません。そこで、円柱の大きなクッションを使用して、ある筋トレメニューで様々な動きを体験してもらいます。その動きは介護施設で働く母から聞いた仕事内容をもとに、近い動きを軽くして筋トレに置き換えたものです。そんな一連の動作を通して、介護職が収入に見合わない重労働であることを知って欲しいです。また、自分にはできないと思った方は介護をしている人たちに少しだけ感謝の気持ちを持ってくれたら嬉しいです。
作品紹介ムービー
作品説明
トレーニングメニュー
介護の仕事内容を筋トレのメニューに変換したトレーニングメニューが載っています。これを見ながら円柱のクッションを使って、トレーニングを開始して下さい。
ジム道具のようなクッション
ジム道具をイメージした、真っ黒なクッション。これを使ってトレーニングに挑戦してください。人だと思って、丁寧に優しく扱って下さい。
介護の現場を伝えるカード
行ったトレーニングのネタバラシと体験した人に向けたメッセージが書いてあるカードです。介護職の現状を伝えています。
◉この作品と社会課題
現在、介護職は重労働に見合わない収入と深刻な人手不足が問題となっています。2024年には介護職員が57万人不足すると推定されています。
◉どういう着想から生まれたか
介護施設で働く母から、日々介護について話を聞いていました。そこで収入が低いのに仕事が大変であること、感謝の言葉をもらえないことを知りました。そこから、介護についてあまり知らない人に実際の仕事の動きを体験してもらいと思い、今回筋トレと介護を結びつけました。
◉課題解決の方法
あるトレーニングメニューを体験してもらい、その動きが介護職の仕事内容を模したものであることと、介護職の現状を知ってもらいます。
◉体験方法
まず、トレーニングメニューの書いてある紙を見ながら、円柱の黒いクッションを使って筋トレをしてもらいます。すべてのトレーニングが終わったらメッセージカードを受け取り、読んでもらいます。そこにはトレーニングのネタバラシ、介護職の現状、体験した人に伝えたいメッセージが書いてあります。
◉メッセージ(この作品を通してどのように世界が変わってほしいか)
介護が重労働な上に人手不足であることを知ってほしいです。また、自分にはこの仕事はできないと思って人は介護職の人に少しだけ感謝の気持ちを持ってくれたら嬉しいです。
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