将来何になりたいの?
王樂童
この塗り絵本、どこかがおかしいとおもいませんか?
無意識に持っている固定観念の中には、時として差別や偏見を生み出すものがあります。
例えば、看護師と聞くと女性を連想し、消防士と聞くと男性を連想するのは性別に基づく偏見です。
私は子供の将来が性別にとらわれないように、この塗り絵本を作りました。子供が色を塗る過程で塗り絵本の内容に気付き、それによって性別に関する偏見を意識することができると思います。
作品紹介ムービー
作品説明
塗り絵ぽいデザイン
子供をターゲットにするため、表紙から中身まで全て塗り絵本のようにデザインしました。キャラクターも子供向けのかわいい動物です。
違和感から性別偏見を認識する
この塗り絵本の前半部分には、気づきにくい性別偏見が含まれています。例えば、女性の看護師や男性の消防士などです。この無意識の偏見を通じて、社会の課題に気づいてほしいと考えています。
自分の未来は自分て決めて!
本の最後には、子供たちが将来の夢や職業を性別に囚われずに自分で決めるよう促すメッセージを伝えます。
◉この作品と社会課題
男女の役割について差別や偏見を生み出す無意識の固定観念はまだあります。
◉どういう着想から生まれたか
何で看護師のイメージはきっと女性、警察とか消防士のイメージはきっと男性という考えがあって、この作品をつくりました。
◉課題解決の方法
無意識の差別偏見を意識させる塗り絵本を制作して、この社会課題を意識させます。
◉体験方法
無意識の差別や偏見に気づかせるために、例えば消防士としての男性の虎や看護師としての女性のウサギなどが登場する塗り絵本を制作します。この本を通じて、子供たちに「この本に何かおかしいところはないか」と考えさせることで、無意識の差別や偏見の問題を認識させます。
メッセージ(この作品を通してどのように世界が変わってほしいか)
日本の学生は進路を決めるのが早いため、「何になりたいかは自分で決めていいよ!」というメッセージを幼い頃から意識させてほしいです。
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