ようせいさんのおたすけレストラン
萬羽志帆
食事と共に寄付ができるレストラン。
日本における寄付率の低さの解決を目的とした体験のデザインです。飲食店で食事をする流れで募金ができる仕組みになっており、より手軽に募金をすることができます。
自分の意思で選択すること、現状を知ること、次の寄付につながるように成功体験を作ることを体験の流れの中に組み込み、一時的な解決ではなく、永続的な解決を目指し、ユーザーにとって日常の一部の活動になるよう設計しました。
寄付へのハードルを下げるため、妖精というモチーフを使いファンシーなテイストにまとめ生々しさを抑え、日常的に使用する一般的なレストランでの食事に募金を紐付け財布を開くハードルを下げました。メニューを飛び出す絵本形式にし、めくる動作も楽しめるように工夫しました。
作品紹介ムービー
作品説明
来店し、メニューを見る
ようせいさんの楽しいメニュー。めくる仕掛けが施されています。
料理が届くと敷かれるランチョンマット
日本の現状を知ることができます。
寄付がどう役に立ったのか知る領収書
会計から寄付がどのようにいくら使われるのかを知ることができます。
◉この作品と社会課題
私自身街中で行われる募金の呼びかけなどに不信感を抱いてしまってなかなかできていないなとおもったので、どうしたらもっと気軽に寄付ができるかと考え、レストランでの外食に紐付けさせました。
◉課題解決の方法
妖精というモチーフを使ったファンシーなレストランでの食事に募金を紐付け、生々しさを抑えつつしっかり寄付について知った上で自分の意思で選択ができるようにしました。
◉体験方法
来店しメニューを見て選択し、食事を楽しみ、会計する。一般的なレストランでの食事と同じ流れです。
◉メッセージ(この作品を通してどのように世界が変わってほしいか)
人と人とが手を取り合える世の中になってほしいです。