心の美カルタ
太田かなみ
否定ばかりではなく、寄り添うことの大切さを再認識するカルタ
このカルタは、過剰な美容整形が社会問題となっている現代において、「寄り添い」の大切さを再認識することを目指しています。カルタの札には、過剰な整形から抜け出せない人の気持ちや、その人への「焦らなくて大丈夫」というメッセージが読み札としてかかれており、体験する人がさらに寄り添うことの大切さを再認識することができる体験をデザインしました。
作品紹介ムービー
作品説明
体験方法
体験方法はいたって普通のカルタとかわりませんが、一つ一つ、メッセージが込められています。
カードを取り出すと...
パッケージを開き、カードを取り出すと「内にある美しさを大切に」というメッセージがでてきます。
全体のビジュアル
ターゲットの女子高生に手に取ってもらえるように、ピンクなどの暖色系を使用しシンプルになるようにトンマナを意識しました。
◉この作品と社会課題
過剰な美容整形は、自己肯定感の低下や心の健康に悪影響を与える社会問題です。この作品は、その解決策として、心の美しさを重視し、悩んでいる人に寄り添うことの大切さを伝える作品です。
◉どういう着想から生まれたか
日々SNSを見ていて、外見重視の価値観が広がる社会に対する自分自身の嫌悪感からこのカルタが生まれました。外見だけでなく寄り添うという目に見えない形の内面の美しさを再認識する場を提供したいと考えました。
◉課題解決の方法
一人ではプレイできない、必ず複数人で遊ぶという特徴があるカルタを通じて、コミュニケーションの大切さや、寄り添うことの大切さ、過剰整形の恐ろしさを体験してもらい、外見至上主義の社会を生きる中で、一人一人がコミュニケーションを取り寄り添うことによって、気持ちに寄り添う大切さを再確認する。
◉体験方法
基本の遊び方は普通のカルタと同じ。他のカルタと違うルールは一つだけ。読み札に書いてある言葉を一つ一つを大切に読み、悩んでいる人の気持ちになって考えること。
◉メッセージ(この作品を通してどのように世界が変わってほしいか)
この作品を通して近い未来、外見にとらわれず、否定ではなく寄り添うことを大切にするという価値観が広がり、他者との寄り添いを大切にする社会が実現することを願っています。
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